今回は、ホールの天井解体状況を掲載します。解体に先立ち昨年より調査者による石綿含有調査が義務化され調査を行いました。対象となる品目は石膏ボードで築40年の建物から含有の可能性がある為、試料を採取し分析する事としました。結果無石綿と判明し通常の解体作業で行えます。あとは解体時の粉塵飛散対策をどうするか。舞台側の幕などを汚さないようにする為の養生と作業環境の改善をどうするかが解体工事最大のポイントですね。
まずは舞台側に粉塵が飛散しないように足場から防炎シートで出入口も含めて完全に養生を行いました。周囲の隙間もシートやテープで完全に目張り。
作業エリアには集塵機を2台設置し解体したボードくずは袋詰めをしウインチでシート張りした搬出口より降ろします。
ボードの解体作業状況です。写真には浮遊した粉塵はほとんど見当たりません。
この後、軽量鉄骨の下地も切断しながら解体し同様に搬出できました。次回は、解体後に現地調査を行い既存の状況から改修施工図の作成までを掲載します。それでは・・・