小松市入札現場H会館の工事状況⑥(LGS・ボード・木工事編)

LGS・ボード・木工事について記載していこうと思います。

まず下地を組んでいく前に既存の屋上スラブから下地を吊り込みする吊ボルトが不足しているところにインサートを打設します。

昔の建物はピッチが荒かったり、この現場は照明器具の木下地に吊り込み金具を打込んでいたりといろいろとあるので、下地を組む前に仕様書に記載されているピッチ通りにインサートを新設していきます。

(吊ボルトのピッチは壁際は壁から150mm以内、それ以外は900mm以内という決まりがあります。)

インサートを打込み終わると組立していきます。吊ボルト=C型チャンネルとなるので900mm以内、野縁は303mm以内として組んでいきました。

ちなみにWSSWと記載されていると思いますが、Wとはダブルバー、Sとはシングルバーを示します。900や303の理由としまして、ボード1枚の大きさが910mm×1820mmというものが基本なのでその寸法がらみで安全を確保できる寸法となります。

基本シングルバーを使いますが、ボードのジョイント部や端にはダブルバーを用います。

LGS下地を組み終えたらボードを張っていきます。

今回トイレの天井は化粧石膏ボードt9mmという910mm×910mmのボードを張らせていただきました。

後の部屋は石膏ボードt9mmの910mm×1820mmを張りました。

次に額縁や壁のベニヤ張りの木工事に進みます。

額縁や木下地は含水率がチェックされます。

基本的には20%以下であれば強度的には問題はないのですが、15%以下と私たちは謳います。理由としては含水率が多ければ変形の可能性が上がるからです。

15%以下であれば変形は起こりにくくなるので15%以下で木材を搬入しました。今回は10.8%と乾燥材でした。

含水チェックを終え額縁を仮組し、取付していきます。

防衛省の管轄工事になるので木下地は基本タテ胴縁ヨコ垂木の下地組となります。ピッチは455mm以内としました。

下地が完成したら壁にベニアを張っていきます。

集会室・玄関(補修)・事務所に張りました。事務所は1800mmより上は穿孔べニアを張りました。

その際ベニアの裏には寒冷紗を張ったものを使用しました。

又、集会場及び事務室は付け鴨居を取付しベニアのジョイント処理も兼ねました。

これにて木工事の工程が終了となります。

次回は塗装工事と内装仕上げ工事について進めていこうと思います。

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